◇「AIチャットボット」とは?3つの参考例!
「AI」とは【artificial intelligence】の略で、「人工知能」のことです。Google、Amazon、IBM、ソフトバンクなどなど、世界の名だたる企業が日々、開発競争を繰り広げています。最近では、「チェス」「囲碁」「将棋」の世界で耳にした方も多いのでしょうか?最近では、日本経済新聞等を見ていても、このアルファベット2文字を目にしない日はございません。「親AIが子AIを開発する実験に成功した」という事例なんかも既に登場しており、今後の技術革新が期待されます。遠い将来の話のようで、実は既に現実社会のビジネスレベルで「(過去に比べて)安価」にて導入が可能になっています。
何をもって「AI」と呼ぶか(呼べるのか)は、専門のIT業者や研究者に議論を委ねるとしますが、この「AI」を組み込んだ「チャットボット」(chatbot:ボットは「ロボット」の略で、人間が行う会話のように、「自動返信」してくれるプログラムのことです。)が2017年年初ごろから急速に普及し始めました。当社で「すごい!」と感じたチャットボット例を例示致します。
<AIチャットボットを活用した例>
①横浜銀行様「相続手続き案内サービス」(活用AI技術:東芝デジタルソリューションズ株式会社様)
https://t2a.eiplaza.com/sgymBoy/boy/
②中小機構様の「起業相談チャットボット」(活用AI技術:不明)
http://www.smrj.go.jp/org/info/press/2017/frr94k000000w73i-att/20180314_press01.pdf
(プレスリリース記事。「LINE」にて友達登録にて利用可能です。「経営相談チャットボット」も開発予定とのことです。)
③JAL様の「バーチャルアシスタント マナカちゃん」(活用AI技術:IBM様「Watson」)
https://www.jal.co.jp/inter/makana/ ※ハワイの旅行相談ができます。
◇気になるAIチャットボット「開発費用」はいくら?
上記説明で、「活用してみたい!」と思われた方、「開発費用」が気になりますよね?もちろん、「AI」をはじめから開発しようと思うと莫大な資金が必要となるでしょう。しかし、既に「AI」を利用するだけなら、なんと無料で利用を開始することができるんです!!(2017年11月以降、2018年3月22日現在:IBM「Watson」ライト・アカウント、各種利用制限があります。)
https://www.ibm.com/cloud-computing/jp/ja/bluemix/lite-account/
※厳密には、IBM様では、「Watson」について、「AI(人工知能)」ではなく「コグニティブ・コンピューティング」と呼んでいます。
もちろん自社の人財で対応が困難という場合には、カスタマイズしてくれるIT業者へ依頼する必要が出てくるでしょう。こういった専門業者は既に複数存在しておりますが、IBM社の「Watson」以外の「AI」サービスも多数あり、まだまだ「相場」というものがございません。しかし、例えば「Watson」を活用したチャットボットについて開発業者へ依頼した場合、当社が実際に開発を行っている事例では、概ね初期費用300万円~500万円、維持費用月額6万円~、ビジネスに導入が可能となっています。いかがですか?「想像していたよりも、安い!」と思われた方が多いのではないでしょうか。
◇AIを活用したチャットボット開発には「(通称)ものづくり補助金」が活用できます!
意外にも手の届く開発費用であることがおわかりになられたかと存じますが、それでもやはり高額な費用となります。その時にお勧めしたいのが、「(通称)ものづくり補助金」です。本記事を執筆している平成30年においては2月28日から4月27日(※郵送の場合)までが「公募期間」となっており、既に過ぎてしまっている場合は、次の公募を狙いましょう(補助金の名称は変更になると思いますが、概ね毎年度存在しており、類似の補助金制度が登場するかもしれません)。公募があるかどうかは中小企業庁のホームページ等で確認が可能です。
もしも、これらの補助金制度が活用できる事業者及び補助事業内容であり、厳正な審査の結果、無事に「採択」及び「交付決定」を受けることが出来れば、仮に「1500万円」の開発費用であっても、そのうち「3分の2(原則は2分の1)」の1000万円の補助金が支給され、実質500万円で開発ができることとなります(同様に300万円の開発コストなら、実質100万円で開発が可能です)。
※当該補助金が活用できるか否かについては、各自「公募要領」をご確認ください。
※補助金の採択率は毎度ばらつきがありますが、平成29年度では概ね39%程度でした(公表済)。
なお、補助事業計画の内容としては、下記のような計画が考えられます(※ものづくり補助金においては、『中小サービス事業者の生産性向上のためのガイドライン』に定める方法で行うことが求められていますのでご注意ください)。
(1)カスタマーサービスへの導入
→「電話オペレーター」にて対応していたエンドユーザーからの「問合せ対応」について、初期対応を「AIチャットボット」に移行させ、「24時間365日、すぐに応えてくれる」体制を実現し、顧客満足を向上させる計画
(2)「マッチング成約率の向上」
→過去のマッチング事例を「Watson」を用いて解析し、マッチング候補を自動検出させ、成約率を大幅にアップさせて生産性を向上させる計画
その他、「Watson」が得意なことについて、様々な「アイデア」を実現する可能性があります!!
【中小サービス事業者の生産性向上のためのガイドライン】はこちら
◇「AIチャットボット」の開発に興味がある方は!
補助金活用で重要なのは、「(公募要領にて定められている)補助事業期間内に発注~検収まで完了できるか」という点です。概ね5カ月程度で開発を行わないといけないため、対応できるIT事業者は多くはありませんので、まずはIT事業者を選定するところから開発と補助金活用の検討がスタートします。
※他にも多数の注意点はございますが、自社で申請が難しい、という方は、『株式会社エベレストコンサルティングものづくり補助金等申請支援事業部』へお問合せ下さい。
また、「Watsonを使った開発をしてくれるIT事業者を紹介して欲しい!」というご要望にもお応えして、当社が実際に開発をお願いしているIT事業者を無料にてご紹介させて頂いております(もちろん全国対応可能です!)。ご希望の方は、本記事最下部のお問合せフォームからご連絡下さい。